2024年4月11日、岸田総理大臣はアメリカ議会での演説で、その英語力を堂々と披露されました。総理の英語での演説は、流暢で力強く、説得力に富んでいました。岸田総理は、日本語の演説よりも、英語のほうが流暢だと感じた方も多かったでしょう。今回の英語スピーチの内容は大変に分かりやすく明瞭で、内閣府と外務省のブレインの方々が相当に練りこんで臨んだ印象がありますが、総理も練習をして望まれたと思います。
岸田総理は近年の混迷する国際情勢について熱心に語り、日米同盟の重要性や両国の歴史的な絆、共通の価値観について強調しました。彼の言葉は熟考され、さすがの政治家らしい印象を与えました。さらに、岸田総理は日本とアメリカが世界の平和と安定に果たすべき役割について訴え、外交政策への深い洞察とリーダーシップを示しました。
9年前に故・安倍総理が同じ壇上で、英語で演説したことを思い出させるものでしたが、岸田総理の堂々とした英語での演説は日本のリーダーシップと国際的な責任感を象徴していて、安倍総理以上のパフォーマンスだったかも知れません。
近年は日本の政治家の方々の多くが留学経験を持ち、英語・英会話が堪能なことも特筆すべきです。岸田総理もその一人であり、彼のアメリカ議会でのスピーチは彼の英語力のレベルの高さを示すものでした。英語能力は日本の政治家が国際舞台で活躍するために欠かせない要素であり、留学経験はグローバルな視野を広げ、外交や国際交流に積極的に貢献することを可能にします。
Prime Minister’s Office of Japan より出典